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● 咬合力バランス表示の例 | ||||||||||||||||
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● 咬む力測定結果の解説 GC 703 | ||||||||||||||||
咬合力バランス表示 ○左右咬合力バランス 右側 左側 左右のバランスは真中の10分割された3色のカラーバーを それぞれ両側に分割して左右の力関係をバーの高さであらわします。 シーソーと同じように片方が下がればもう一方は上がります。 左右ほぼ均等だと緑のバー、やや片側の力が強いと黄色のバー、さらに強いと赤いバーに変わります。 信号と同じです。 ○重心の位置 赤い十字で表されます。こちらで前後的なバランスを確認することができます。 臼歯部でしか噛んでいない場合は後方、切端咬合の場合は前方に移動します。 第1大臼歯の近心付近にあるのが前後的に理想的な位置であるといわれています。 |
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● 咬合バランス表の項目について | ||||||||||||||||
Area : 咬合接触面積 単位 mm2 プレスケールを咬んで赤く発色した部分の総面積を平方ミリメートルで表しています。 愛知学院大のデータですと44,7±18,2mm2くらいが正常者の平均とされています。 (これはあくまでも参考程度にしてください。) ※ 天然歯の場合は年齢の増加にともない面積は増加します。 職業、性格、食生活によっても変化があると思われます。 咬合力が増加すれば、歯牙の磨耗により、咬合面積は結果として増加します。 また、補綴物の高さによる総面積の増減なども把握できます。 Ave : 平均圧力 全咬合接触面積へかかっている圧力の平均を表示します。 単位 Mpa(メガパスカル) 1Mpa≒10,2kgf/cm2 ※ 平均圧力は咬合力÷咬合面積で表されています。 どちらかの数値が変化すれば平均圧力は変化します。 同じ咬合力でも面積が違えば当然圧力も変わってきます。 接触面積が少ないのに圧力が高すぎる場合は、その歯牙に対し大きな応力を かけてしまい、結果的に咬合性外傷など歯周組織の維持の低下が起こる可能性も考えられます。 MAX : 最大圧力 プレスケールが読み込める最大値を表示します。 単位 Mpa(メガパスカル) Force : 咬合力 歯列全体にかかっている咬合力の総和です。 単位 N(ニュートン) 1N≒0,102 kgf/cm2 ※ 正常者の平均値が434,7±161,0Nといわれています。 (愛知学院のデータ) 個人差はありますが、おおまかに言うとキログラムに換算して、大体自分の体重くらいの咬合力を持っているのが 平均といわれています。 大きすぎる咬合力も逆に問題ではあるでしょうし、重度の歯周病の方は20Nなどの極端な結果も得られます。 噛めない義歯なども顕著な結果が得られます。計測不能な事があります。 このような症例の患者さんの治療経過を追っていくことにより、咬合力が回復していくという面で この咬合力の数値は生かされてくるかと思います。 Avail:有効圧% 飽和圧力(50Hのとき120Mpa以上、30Hのとき13mpa以上)を除いた有効圧力の比率を表します。 (95%以上あれば統計学上問題ないようです。) ※データの信頼性を表しており、特に重要視する必要はありません。 |
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